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シュトレン?シュートレン?
シュトーレン
先日miyakoさんの菓子教室にお邪魔してシュトーレンをいただいた。
辻時代の仲間が焼いた失敗作なのだそうだ。(笑)

まあ失敗とは言ってもスパイスを入れ忘れただけなので、
生地自体は非常にリッチで美味しかった。

その時に話題になったのだが、果たして本当の呼び方はなんなのか?
私はずっと”シュトーレン”と呼んでいたが、
ある本には”シュトレン”、
またある場所では”シュートレン”と表記しているのを見たこともある。

どれも原語の発音を日本語で表記する時の誤差なのだろう。


ドイツ語で”シュトーレン(stollen)”は”坑道”の意味があるそうだ。
確かにカットした断面を見れば山型で上には雪が積もり、
中にくるまれたマジパンはまるで山に穿たれたトンネルのようにも見える。

シュトーレンは幼子のキリストがおくるみに包まれた姿を模していると聞いていたのだが、
どうやらこれは後世のこじつけらしい。
本来はフルーツやナッツを日持ちするケーキに仕立て、
果物の少ないヨーロッパの長い冬を乗り切るための保存食のようである。


いろいろな店のいろいろなシュトーレンを食べていると、
これでも同じケーキなのか?と思うほど違うことがわかる。
傾向としてはパン屋のシュトーレンは固くクッキーに近い生地で、
菓子店のシュトーレンは柔らかくバターケーキに近い生地のようだ。

しかし、どれが正しいと言うこともなかろう。
本場ドイツでもその地方ごと、いや、家庭ごとに違うレシピが存在している。

数多あるシュトーレンの中から好みの味のものを探せば済むことだ。


今私が一番気に入っているシュトーレンはフランス料理店のものだ。
生地はこれで発酵しているのかと思うほど詰まり、
芯にはジュワッと甘いマジパンが鎮座増しましている。

菓子店のシュトーレンは柔らかいと前述したが、
本当にしっとりと柔らかいシュトーレンはフランス菓子店に多いように思う。

一番気に入ったレシピが本場ドイツではないフランス製とは喜ぶべきか悲しむべきか。


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2000/12/23 update