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CakeのCはColorのC
ブルーベリーシフォン
掲示板ではブルーベリーシフォンの話題が盛んである。

以前から話題は出ていたのだが、
どの報告も色が奇麗に出ないモノばかりだった。
もちろん私の手持ちのレシピ本にもブルーベリーシフォンがあるのだが、
その写真でも色は奇麗に出ていない。

私も同じレシピで試したことがあるのだが、
結果は写真よりさらに灰色に近い代物だった。


ブルーベリーシフォンを作る場合、
ほとんどの人は卵黄生地にブルーベリージャム、
またはピューレを加えて生地を作っているのだが、
卵黄と砂糖をかき立てたところへジャムを入れると色がすぐに濁ってしまう。
そして焼く事で熱に弱いブルーベリーの色素が変性し、色はさらに悪くなる。

焼く事で色が悪くなるのはしょうがないとして、
何故卵黄とブルーベリーが合わさると灰色になるのかは長い間謎だった。

これはきっと何か私たちの知らない化学反応が起こっているに違いないと、
色を安定させるためにレモンを加えて酸性にしたり、
入れるジャムの量を増やしたりと涙ぐましい努力が続いた。


ある日、Mihoさんの”いちごミルクシフォン”のレシピを応用した
ブルーベリーシフォンならばかなり色が出ていると報告があり、
レシピをあらためて見てみると卵黄が1個しか入っていない。

そしてようやく真相に気がついた。
黄色と紫色を合わせれば黒になるのは当然の結果なのだ。
小学校の時、絵の具を混ぜ合わせて遊んだ経験があればわかるだろう。
私の使っているのはヨード卵なので黄色がさらに強く、
結果としてより灰色に近かったと言うわけだ。

まさかこんなところで色の三原色の記憶を
引きずり出す羽目になるとは思わなかった。(^^;

そして卵黄を使わないシフォン状のケーキ”エンゼルフードケーキ”の登場。
これで一気にブルーベリーシフォンの完成が近づいた。


結果的に”シフォンケーキ”ではなくなってしまったが、
これでブルーベリー、
そして他の色を見せるシフォンを奇麗に焼く事ができるようになった。

季節のフルーツで作るエンゼルフードケーキなど、
レシピの幅が大きく広がったようである。
 

ブルーベリーが完成したら次は抹茶かな?




その後、常連のナッツさんから詳しい報告をいただいた。

それによるとアントシアニンは酸性で赤、中性で紫、アルカリ性で青とPHによって異なる発色をするらしい。
生卵はアルカリ性で、それによってアントシアニンが青く変色する。
どうやらこれも色の悪さの原因の一つになっているそうだ。

いやはや、お菓子作りは奥が深い。
だからこそ楽しいのかもしれない。


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2001/09/07 revision