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生チョコを極める
X'mas
巷では生チョコが大はやりである。

比較的新参で、板チョコよりもかなり柔らかいこのお菓子、
今期、各メーカーがこぞって発売したものだから、
今ではコンビニの棚を少し探せば三つや四つぐらい簡単に見つかる。
その口どけの良さはやはり魅力的だ



これは基本的に洋菓子の素材として使われる”ガナッシュ”と同じもの、
チョコレートを溶かして生クリームと砂糖、洋酒などを加えたものだ。

ちなみにチョコレートの専門店に並んでいる”トリュフ”は
このガナッシュを丸めてチョコレートとココアなどでくるんだもので、
その形がフランス料理でおなじみの高級食材”トリュフ”に似ていることから名付けられている。

高級なお菓子だったトリュフ(に似たお菓子)が気楽に食べられるようになったのは嬉しいものだ。



しかしこのふたつはまったく同じというわけではない。
トリュフのセンターに使われているガナッシュに比べ、生チョコはやや生クリームの配合が少なくなっている。
これで自立性を持たせ、チョコレートをコーティングする手順を省いてあるのが生チョコだと思っていいだろう。

手順を省いたことで大量生産にも向くようにもなり、価格は下がり、
溶けやすさを季節限定と見たことで購買意識を煽った結果が今のブームになっているようだ。



いいことづくめのようだが生チョコにも欠点はある。
生クリームの配合を減らした結果、トリュフのガナッシュに比べて口どけがやや重たくなってしまったのだ。

これは先の利点と相反するものなので、こればかりはあきらめるしかないかと思っていたのだが、
先日ふと見つけた生チョコを食べて驚いた、
非常に口どけがいい。

いったいどんな仕掛けが?とよくよく調べて納得。
形は生チョコなのだが外側に普通のチョコレートがコーティングしてある。
これってやっぱりトリュフだよなあ。(笑)

トリュフの廉価版だったはずの生チョコを追求した結果がトリュフと言うのも情けない話である。

定番のお菓子にはそれなりの理由があると言うことだろうか。


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1999/12/11 update