| 最近スーパーで厚手のビニール袋に詰められたリンゴを見かけるようになった。
普通のリンゴよりも値段がやや高めのその袋の中には、一見乾燥剤のような見慣れないパックが入っている。
これは”エチレンガス”を吸収する新素材である。
未熟な果実を熟した果実と同じ箱に入れておくと早く熟れるのは常識になっている。
熟した果実は盛んにエチレンガスを放出し、これが他の果実の熟成を助成する。
これは一見いいことのように思えるが、既に熟した果実にとっては余計なこと。
単に保存期間を短くするだけの邪魔者である。
また、リンゴは普通完熟で収穫される。
未熟のリンゴにはでんぷんが残っており、これが”えぐみ”となるためなのだが、このせいでリンゴの保存期間はさらに短くなってしまう。
リンゴの産地にとっては死活問題である。
そこで研究開発されたのがこの新素材。
やはりと言うか何と言うか、青森生まれなんだそうだ。(^^;
このエチレンガス吸収剤を使うことで日持ちが何倍にもなると言うから驚きである。
様々な改良で、昔のお菓子に使っていたようなリンゴは少なくなってしまったけれど、こう言った技術革新ならば大歓迎である。
でも使用されているリンゴは一般受けするリンゴばかり。
ボケやすい紅玉には使う気配すらない。
この新素材、一般に売り出してくれれば真っ先に使うんだけどなあ。 |