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梨がケーキに向かない理由
Pear
掲示板で梨のケーキをリクエストされた。
先日、日記でも触れたが、
日本梨をケーキにするのは意外と大変なのだ。


梨は大きくわけて西洋梨、中国梨、日本梨の三種がある。
このうち中国梨と日本梨にはあの特有の『がりっ』とした歯触りがある。
これは果肉中に含まれる食物繊維の塊”石細胞”が原因になっている。
この石細胞、未熟な西洋梨にも含まれているのだが、
熟すにつれ次第に分解され、あのとろけるような舌触りになる。

この歯触りは日本梨の味わいの重要な特色なのだが、
ケーキに仕立てるには非常に問題となる。
石細胞を少ししか含まない西洋梨ならば、果実をそのまま焼き込んでも、またピューレにしてもなめらかな舌触りになるが、
日本梨ではこれがネックになり、
火を通したことで柔らかくなった果肉の中で、”ざらざら感”だけが引き立つことになってしまうのだ。



結局、日本梨をケーキにするためには果汁だけにしてなんらかの加工をするしか方法がないのではないだろうか。
でもそれは日本梨の特色を消してしまう行為。

さて、この二律背反。
何かいいアイデアはないもんですかね。



私のアイデア?
果汁を煮詰めて洋酒を加えてバターケーキに染ませる。
なんてのはどうでしょう。

歯触りはあきらめてます。(^_^;


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1999/08/28 update