お正月休みも一段落、みなさんはどんなお正月を過ごしただろうか?
今回はそんなあなたに贈るちょっと耳の痛いお話。
今ではそれほどでもなくなったが、私がまだ若い頃(そんな昔ではない(笑))にはケーキ店や甘味処では客のほとんどが女性だった。
小数の男性でもほとんどが女性同伴で、大柄で体格の良い男が一人では違和感を醸し出していたのだろう、直接言われたわけではないが、それはそれは居心地の悪い覚えをしたものだ。
今はその頃に比べればかなり居心地は改善されたような気がする。
甘党の男性にもようやく市民権が認められたようだ。
一般には女性の方が男性よりも甘いものが好きな傾向がある。
”甘いもの”とはすなわち”糖分”であって、余分に摂取した糖分は体内でグリコーゲンとして貯蔵され、さらに余分に摂取されれば体脂肪として効率良く貯蔵される。
結果的に体脂肪率は女性は男性に比べてやや高くなることになる。
これは女性ホルモンの作用によるものだと思っていいだろう。
有史以前より人間社会においては男女の性差による役割分担が行われていた。
男性は外で狩りをして、女性は内で子供を生み育てる。
戦前の日本の家長制度はまさしくそのものだし、今でもイスラム圏では女性を一歩も家から出さない風習が未だ残っているとも聞く。
狩りのためには余分な体脂肪は邪魔になるだけのもの、エネルギーとして利用しやすいグリコーゲンを筋肉に貯えることが重要になる。
そして狩りに必要なものはやはり筋肉、結果的に男性の筋肉はより太くなる。
逆に体脂肪が高い女性は飢餓に陥った場合の生存率が高く、その後の子孫、すなわち集団の存続に多いに貢献することになった。
狩りに加わらない女性には筋肉は必要ない、結果的に女性には筋肉の代わりに体脂肪が付くことになる。
こうした社会構造が男女の嗜好の差に影響を及ぼしたことは充分に考えられる。
ところが今の西洋社会では、いわゆる『男女同権』、性差による区別がなくなってきている。
社会に進出する女性は増え、かわりに家事を夫が分担する家庭も増えているようだ。
男女の性差がなくなったことで体がもとめるものが変わり、それが嗜好にも影響して甘いものが好きな男性を増やし、結果的に甘味処での男性の立場向上につながっている可能性がある。
とまあ、それほど大層なことでもないのだろうが、好きなものを気兼ねせずに食べられる時代になったのは嬉しいことである。
これも男女同権の及ぼした効果であるのなら、実にいい時代になったものだ。
・・・いや、それはすなわち体脂肪率も同じになると・・・(滝汗) |