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コカコーラふたたび
コカコーラ
コカコーラのテイスターはこの世に二人しか存在していないと言われている。
そして、その二人が同じ便の飛行機に乗ることは会社の規則で禁止されている。
もしひとりに何かあってテイスティングが不可能になると、残った一人が新たな人物に原液の配合と味を口伝する。

以前何度かコカコーラの味についてのエッセイを書いてきたが、どうしても、

ここまでして守られている味が何故変わるのか?
については説明しにくかった。
おまけに『変った』と思っていたコーラの味が、久しぶりに飲んでみたら昔の味そのままだったなどと言う経験もあり、いったい『コカコーラは変ったのか変っていないのか』コカコーラ好きを自称する私にもわからなくなっていた。

これだけ変わらないことを売り物にしていたコカコーラだが、1980年に一度だけ原料を変更したことがあるらしい。
今まで使っていたショ糖の半分をコーンシロップへと変えたのだ。

果糖を多く含むコーンシロップはショ糖に比べてさっぱりした甘さが特徴であり、ショ糖に比べると深みに欠けるきらいがある。
当然社内でも反対の声があり、今ではショ糖とコーンシロップの使用比率は各原液工場に任されている。
これが地域に因るコカコーラの味の違いの原因になっているのは間違い無いだろう。

コカコーラの主成分はなんと言っても甘味料である、
これが変われば味が大きく変わる(落ちる)のも当然であろう。
ひょっとすると”クラシック”と銘打たれた輸入物のコカコーラにはショ糖しか使われていないのかもしれない。


考えてみればケーキ作りを趣味とする我々にとっては甘味料の味の差はごく当然なことだ。
今までこれに思い至らなかったのは迂闊というほかはない。

できることならば、コカコーラの原材料表記に、
果糖ブドウ糖液糖と砂糖の混合比率を明記してもらえないかと切に希望するものである。


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2001/12/29 update