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お菓子と狂牛病について
イメージ写真
国内で2頭目の狂牛病感染牛が発見され、一時は落ち着いたかに見えた牛肉離れが再燃しそうな勢いである。
洋菓子には乳製品・ゼラチンなどが使われているため、製菓業界の尻尾のような私でさえ安穏とはしていられなくなってきたようだ。
私は専門家ではないが、それなりに調べ感じたことをこの場を借りてお伝えしたいと思う。

狂牛病は正式名称を”牛海綿状脳症”と言い、蛋白質である”プリオン”によって引き起こされる。
プリオンは正常な状態の神経細胞中に存在する蛋白質だが、これがなんらかの原因で変性すると、自分自身を鋳型に正常なプリオンを異常プリオンへと変性させ、結果としてその神経細胞を殺してしまう。

同様の病気は羊の”スクレイピー”、人間の”クールー病””クロイツフェルト・ヤコブ病”などが知られており、クールー病では人肉食、狂牛病ではスクレイピーに感染した羊を飼料として牛に与えたことにより経口感染したものと見られている。

一般的に経口・異種間での感染率は低く、数種類の異常プリオンが見つかっているスクレイピーに対し、狂牛病の原因となる異常プリオンは一種のみであることが知られている。

プリオンは神経細胞中に存在するため、感染源となりやすいのは脳・脊髄などの中枢神経、神経細胞が集中する眼球、そして一部の内臓に留まる。

また、狂牛病の原因となる異常プリオンは熱・酸には強いがアルカリには弱く、高度処理された食品での感染はないと言われている。

狂牛病の人間への感染が認められたのはイギリスのみで、しかも狂牛病の牛20万頭に対して人間の患者は100人。
さらに、イギリスに於ける狂牛病の人間への感染は感染牛の脳を食品として摂取したことから起こったとも言われており、通常の食肉からの感染報告はない。


ゼラチンは牛骨や豚皮を原料に脱脂、酸・アルカリ処理、ろ過、不純物の除去などを行った純度の高いコラーゲンである。
原材料となる骨は感染源とはならないが、脊椎の中にある脊髄が混入する可能性は否定できない。
しかし、アルカリ処理されたゼラチンであれば異常プリオンを不活性化する基準はクリアーしている。

メーカーでは風評被害を避けるために原料の選別、処理方法の改善などを行っており、今後製造される製品では安全性は確保されているものと見られる。


以上のことから、ゼラチンや乳製品での感染はゼロではないが極めて低く、今後はさらにゼロに近づくと考えられる。
それでも嫌だと言う方には豚皮原料のゼラチンを使うことでさらにリスクを減らすことができるだろう。


身の回りから牛由来の製品を全て遠ざける生き方を否定はしない。
けれど私はそんな生き方はしたくはない。

あなたはどんな選択をしますか?


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2001/11/24 update