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戦争がもたらしたもの
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8月15日の終戦記念日(敗戦祈念日?)は過ぎてしまったが、日本では未だ首相の靖国神社参拝が後を引いているようだ。

私は当然戦後世代であるので靖国神社にはあまり関りはないが、戦前・戦中派の苦労を思うと一概に参拝を非難するわけに行かず、
さりとて戦後教育の一環で”戦争=犯罪”と焼きつけられた身にとっては、合祀されたA級戦犯の存在が非常に気になる。

この矛盾こそ戦後教育の結果なのかもしれない。

いきなりの話題で戸惑ったかもしれないが、今回は終戦記念日にちなんでアガー(寒天)の話題をお届けする。(これもいきなりだな(^^;


戦前、寒天は細菌用培地の素材として日本から世界中へ出荷されていた。

当時寒天は日本の特産品であったため、戦争が間近になり戦略的意味合いから輸出が禁止されると同時に諸外国では培地不足に悩まされることとなった。
ほどなく寒天は海草から作られていたことが突き止められ、工業ベースで粉寒天の生産が始まる。
そしてその副産物として、身近にある海草から同様にして抽出された物質こそカラギーナン(後に国内でアガーとして商品化)だった。

まさしくアガーは太平洋戦争が産み出したと言って過言ではない。


寒天の主成分であり、フルーツに多く含まれるペクチンに含まれるガラクトースと同じく、カラギーナンは糖類が多数つながって構成された”多糖類”と呼ばれる物質で、温度変化やミネラルの添加でゲル化する。

同じゲル化剤の寒天やゼラチンに比べて扱いも容易で食感も良好。
それ自体をゼリーとして楽しんだり、生クリームの安定剤、シャーベットやアイスなどの増粘剤など、今のお菓子にとっては無くてはならない存在になっている。


このアガー、寒天やゼラチンなどと同様に食品添加物として扱われている。
ゼリーやアガーのふるふるとした食感をこよなく愛する私に取って、それ自体で食品として扱える寒天やゼリー、そしてアガーが添加物として扱われていることは全くもって遺憾であるとしか言いようがない。

食品添加物と指定されたが故にいわれなき扱いを受けるアガー。
これも矛盾に満ちた戦後の行政の産物なのだろうか?


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2001/08/18 update